仮想ボリューム データストアの設定 : VASA Provider for ONTAPでのアラームしきい値の設定


VASA Provider for ONTAPでのアラームしきい値の設定
VASA Provider for ONTAPでは、ボリュームやアグリゲートの容量が特定のしきい値に達したときにアラームで通知するように設定できます。
開始する前に 
VASA ProviderインスタンスをVirtual Storage Console for VMware vSphere(VSC)に登録しておく必要があります。
タスク概要 
アグリゲートレベルのアラームは、アグリゲート内のすべてのボリュームが対象です。ボリュームレベルのアラームは、ボリューム内のすべてのLUNが対象です。
ボリュームまたはアグリゲートのしきい値がほぼフルに達したときに黄色、フルに達したときに赤のアラームが表示されます。しきい値アラームのデフォルト値は、ほぼフルが80%、フルが90%です。
FlexVolがVVolデータストアの一部である場合は、オブジェクト ストレージのアラームが生成されます。VVolデータストアの一部であるFlexVolの一覧がアラームの説明に表示されます。
スペース リザベーションを使用している場合は、アグリゲートが99%に達してもアラームは表示されません。アラームは、ボリュームが指定のしきい値に達し、かつ容量を拡張できない場合にのみ表示されます。スペース リザベーションを使用するとボリュームの拡張が可能なため、アラームは表示されません。
VASA ProviderがNFSデータストアまたはVMFSデータストアについて生成したアラームおよびそのアラームの説明をvCenter Serverインスタンスで確認するには、必要なデータストアに移動して、[監視]タブの[タスクとイベント]にアクセスします。vCenter Serverに対してリンク モードを有効にした場合は、あるvCenter Serverのアラームしきい値をリンク モード内の他のvCenter Serverから表示および設定できます。
しきい値アラームは、データストアがプロファイルに準拠していない場合に通知されるアラームよりも優先されます。そのため、黄色または赤のしきい値アラームがある場合、関連付けられているデータストアに違反があっても報告されません。
赤のアラームが表示された従来のデータストアで仮想マシンをプロビジョニングすることはできません。
手順 
1.
Virtual Storage Console[ホーム]ページで、[VASA Provider for ONTAP]をクリックしてVSC GUIの[VASA Provider]セクションに移動します。
2.
[設定]を選択します。
3.
アラームしきい値を設定するvCenter Serverを選択します。
4.
ボリュームとアグリゲートの両方のアラームしきい値について、[「ほぼフル」のしきい値(%)]フィールドと[「フル」のしきい値(%)]フィールドにパーセント値を指定します。
値を設定するときは、次の点に注意してください。
[リセット]をクリックすると、前の設定値にリセットされます。
[リセット]をクリックしても、デフォルト値(ほぼフルは80%、フルは90%)にはリセットされません。
ボリュームおよびアグリゲートの[「フル」のしきい値(%)]フィールドに対して設定できる最小値は6%です。
5.
必要な値を指定したら、[適用]をクリックします。
ボリューム アラームとアグリゲート アラームの両方について、それぞれ[適用]をクリックする必要があります。
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