ディザスタ リカバリ用のSRAの設定 : アレイ マネージャを使用したSRAの設定


アレイ マネージャを使用したSRAの設定
Site Recovery Manager(SRM)のArray Managerウィザードを使用してStorage Replication Adapter(SRA)を設定し、SRMとStorage Virtual Machine(SVM)が連携できるようにすることができます。
開始する前に 
Virtual Storage Console、VASA Provider、Storage Replication Adapter 7.2 for VMware vSphere 導入およびセットアップ ガイド
マルチテナンシーを有効にするには、SVM管理LIFを有効にしておく必要があります。
タスク概要 
SRAでは、クラスタレベルの管理とSVMレベルの管理がサポートされます。クラスタレベルでストレージを追加する場合は、クラスタ内のすべてのSVMを検出し、それらに対して処理を実行できます。SVMレベルでストレージを追加する場合は、特定のSVMだけを管理できます。
注: VMwareでは、SRMに対してNFS4.1プロトコルがサポートされません。
手順 
1.
SRMで、[Array Managers]をクリックし、[Add Array Manager]をクリックします。
2.
a.
[Display Name]フィールドに、アレイ マネージャを識別する名前を入力します。
b.
[SRA Type]フィールドで、[NetApp Storage Replication Adapter for ONTAP]を選択します。
c.
クラスタまたはSVMへの接続情報を入力します。
SVMに直接接続する場合は、SVMのIPアドレスを入力する必要があります。
Virtual Storage Console[ストレージ システム]メニューでSVMの管理IPアドレスまたはクラスタの管理IPアドレスを使用して、ストレージを追加できます。
d.
クラスタに接続する場合は、[SVM name]フィールドにSVMの名前を入力します。
このフィールドは空白のままにすることもできます。
e.
[Volume include list]フィールドで、検出するボリュームを入力します。
保護対象サイト側のソース ボリューム、およびリカバリ サイト側のレプリケートされたデスティネーション ボリュームを入力できます。ボリューム名は完全な名前でもその一部でも構いません。
たとえば、ボリュームdst_vol1とSnapMirror関係にあるボリュームsrc_vol1を検出する場合は、保護対象サイトのフィールドでsrc_vol1を指定し、リカバリ サイトのフィールドでdst_vol1を指定する必要があります。
f.
[Volume exclude list]フィールドで、検出対象から除外するボリュームを入力します。
保護対象サイト側のソース ボリューム、およびリカバリ サイト側のレプリケートされたデスティネーション ボリュームを入力できます。ボリューム名は完全な名前でもその一部でも構いません。
たとえば、ボリュームdst_vol1とSnapMirror関係にあるボリュームsrc_vol1を除外する場合は、保護対象サイトのフィールドでsrc_vol1を指定し、リカバリ サイトのフィールドでdst_vol1を指定する必要があります。
g.
[Username]フィールドにクラスタレベルのアカウントまたはSVMレベルのアカウントのユーザ名を入力します。
h.
[Password]フィールドにユーザ アカウントのパスワードを入力します。
3.
[Next]をクリックします。
4.
アレイが検出され、[Add Array Manager]ウィンドウの下部に表示されていることを確認します。
5.
[Finish]をクリックします。
次のタスク 
該当するSVMの管理IPアドレスとクレデンシャルを使用して、リカバリ サイトでも同じ手順を実行します。Add Array Managerウィザードの[Enable Array Pairs]画面で、正しいアレイ ペアが選択されていて、有効化できる状態になっていることを確認します。
親トピック: ディザスタ リカバリ用のSRAの設定
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